勉強方法

40代から中国語が聞き取れなくなる理由5選

こんな方におすすめ

  • 40代過ぎて中国語が必要となった
  • でも勉強をする気が起きない
  • 難しく感じる

こんな方向け。

大家好。我是红莲。

こんにちわ、紅蓮です。

40代から中国語を勉強したいけど体のせいにして、勉強するのを後回しにしていませんか?

もしそうなら原因がわかっていないからかもしれません。

僕自身40代になって駐在になったときに、勉強をやる気が出なかった場所があります。

今回はそれも含みつつ聞き取りにくくなる理由5選と対策までお話していきましょう。

この記事を読み終わるころには勉強方法がわかるのですっきり集中できるはず。

ぜひ最後までお読みのうえ、一緒に勉強していきましょう。

もし中国語のことをすべて知りたいなら下記記事にて詳しく解説しているので是非参考にしてくださいね。

》【半年でOK】40代社会人が中国語をゼロからマスターするための完全ロードマップ

記事の信頼性

40代から中国語が聞き取れなくなる理由5選

40代が聞き取りにくくなる理由は以下の通りです。

  • ① 方言がわからない
  • ②母音と子音の数が日本語より圧倒的に多い
  • ③ 発音がむつかしい
  • ④成語の意味が分からない
  • ⑤字がむつかしい

それぞれ解説していきます。

① 方言がわからない

40代が聞き取りにくくなる理由の1つ目は、方言がわからないことです。

というのもなまりがきつくなって何を言っているかわからないから。

日本でも沖縄のうちなーぐちってわからないですよね。

中国も方言がたくさんあり、その数は数百ともいわれています。標準語が用意されていて、北京などは標準語に近いといわれますが地域によってはなまりが強くなる傾向があります。

そのため実際の会話では、「方言交じり」がデフォルトで、日本で勉強するきれいな中国語では通じはしますが中国人同士ではあまり使われません。

実際僕も上海に行ったときにコンビニに入ったときに方言交じりだったために理解するのに時間がかかったことがあります。

そのため現地語+標準語を勉強する必要があります。

② 母音と子音の数が日本語より圧倒的に多い

40代が聞き取りにくくなる理由の2つ目は、母音と子音の数が日本語より圧倒的に多いことです。というのも日本語にはない音が多いから。

日本語には母音は5、子音が10の50音しかありません。

しかし、中国語には日本語にはない独自の母音や子音が多数存在します。

特に「j/q/x」「zh/ch/sh」「ü」「eng」の発音は日本語にはない概念が詰まっているため、聞き分けにくいです。

これは日本語の音感覚だけでは、難しいことを物語っています。

そのため、聞き取りにくい音が多いですね。

③ 発音がむつかしい

40代が聞き取りにくくなる理由の3つ目は、発音がむつかしいことです。というのも日本にはない抑揚という概念があるから。

中国語には四声という抑揚の聞き分けの概念があり、聞き分けができないと意味が全く違うものになってしまいます。

僕自身も単身で中国に異ったときに四声がうまくできず、できるようになるまで苦労しましたのを思い出します。

口の形・舌の位置など「日本語では使われない筋肉」を使うためにくろうすることがおおいです。

そのために苦手意識を持つ人が多いですね。

④ 成語の意味が分からない

40代が聞き取りにくくなる理由の4つ目は成語の意味がわからないことです。というのも文字の意味では測れないから。

故事成語というのは文化背景とストーリーがセットになった比喩表現です。日本語でいうところの「虎の威を借る狐」みたいなものです。

こちらは、直訳では理解できずに話の核心をつかむことができないですよね。

「虎の威を借る狐」が実際に力のない人が、ある人の威信を借りて威張る様子とは思えないですもんね。

音が聞こえていても、意味が理解できない中国語の落とし穴となっています。そのため、難しいと思われるポイントです。

⑤ 字がむつかしい

40代が聞き取りにくくなる理由の5つ目は、字がむつかしいことです。というのも日本語の漢字でなじみがあるから。

知っているはずの漢字でも中国語の漢字とはまったくの別物だったり、意味も違ったりします。

例えば「愛」という言葉。中国語では「爱」となり、意味も「めでる」や「かわいがる」という意味も追加されます。

また簡体字の崩し方に慣れていないと認識できないために難しく感じてしまうようですね。

じゃあどうしたら?中国語のリスニングの勉強方法

上記では苦手になりやすいものを5つ紹介しました。

ここではどうしたら聞き取れるかを追求していきましょう。

  • 方言がわからない→わからない言葉を録音して聞いてみる
  • 母音と子音の数が日本語より圧倒的に多い→構成を理解して重要なものか攻略する
  • 発音がむつかしい→突っ込み役を用意して真似る習慣で突破する
  • 発音がむつかしい→真似ることを意識して、状況をイメージしながら話すことで時間をブースト
  • 字がむつかしい→自体と意味を理解して覚えることで時間をブーストする

それぞれ解説していきます

方言がわからない→会話を録音して聞いてみる

中国語のリスニングの勉強方法の1つ目は、わからない言葉を録音して聞いてみることです。

中国語には多くの方言があり、標準語(普通話)と違う発音や語彙に戸惑うことがあります。

まずは自分が聞き取れない会話を録音し、繰り返し聞くことで耳を慣らしましょう。録音にはスマホや無料アプリで十分対応可能です。

特に「同じ単語なのに聞こえ方が違う」部分に注目して比較すると、方言特有の音の癖がわかってきます。標準語と方言を交互に聞いて慣れることで、方言にも対応できる柔軟なリスニング力が身につきます

勉強すべき方言についての詳しくは下記記事にて解説しているので是非参考にしてください

》中国語の方言を解説。初心者が勉強すべき中国語は?【歴20年のプロが教える

母音と子音の数が日本語より圧倒的に多い→構成を理解して重要なものか攻略する

中国語のリスニングの勉強方法の2つめは、母音と子音の数が圧倒的に多いことに対する対策法です。

中国語は母音・子音の数が多く、初心者は音に圧倒されがちです。まずは「構成」を理解しましょう。

中国語の音節は子音+母音+声調で成り立っています。

全てを覚える必要はなく、使用頻度の高い声母(b, d, zh)や韻母(a, i, ü)を優先的に学習します。音節表を見て出現率の高いものから耳を慣らすことで、リスニングの負荷を軽減し、効率よく習得が可能になります。

重要なのは「よく出る音を先に攻略する」戦略です。

詳しくは下記記事にて解説しているので是非参考にしてください。

》初心者が躓く母音と子音の攻略法を表付きで解説【ステップ形式でOK】

発音がむつかしい→突っ込み役を用意して真似る習慣で突破する

中国語のリスニングの勉強方法3つ目は、突っ込み役を用意して真似る習慣で突破することです。

中国語の発音は、日本語にない音や声調が多く、独学では正確に身につけにくいです。

そこで有効なのが「突っ込み役」、つまりネイティブや指導者の指摘役を用意すること。

たとえば動画学習やオンラインレッスンで、発音を真似し、自分の声を録音してチェック。ネイティブと比べて「どこが違うか」に気づけるようになります。この“真似て突っ込まれる”流れを習慣化すれば、発音のズレが修正され、聞き取りにも自信がつきます。

おすすめのオンラインレッスンについては下記記事にて解説しているので是非参考にしてください。

》中国語習得を最速化させるオンライン中国語講座

故事成語がむつかしい→状況をイメージしながら話すことで時間をブースト

中国語のリスニングの勉強方法4つ目は、状況をイメージしながら話すことです。

故事成語は背景知識がないと意味がつかみにくく、会話で出てくると理解が追いつきません。

そこで有効なのが、状況をイメージしながら自分の言葉で話してみること。たとえば「画蛇添足」は「ヘビの絵に足を描いてしまう」と想像し、そのシーンを人に説明するように口に出すと、記憶が深く定着します。

イメージ+発話により脳の処理速度が上がり、リスニング中でも意味を即座にキャッチできるようになります。

視覚化&音声化がカギです。

故事成語の勉強法に関しては下記記事にて詳しく解説しているので是非参考にしてみてください。

》故事成語が分からないを脱却して、中国語をうまく学ぶ方法【歴20年のプロが教える】

字がむつかしい→自体と意味を理解して覚えることで時間をブーストする

中国語のリスニングの勉強方法5つ目は、字体と意味を理解して覚えることで時間をブーストすることです。

中国語は見慣れない漢字が多く、読むのも聞くのも混乱しがちです。特にリスニング中に「聞いた音の字が浮かばない」ことで理解が止まることがあります。

そこで効果的なのが、字体(かたち)と意味をセットで理解して覚えること。

たとえば「聴」は「耳+王様+心」と分解でき、意味と形がつながると記憶しやすくなります。

意味が分かる字は音も記憶に残りやすく、リスニング時に一瞬で内容を把握できるようになります。形と意味の“セット暗記”が時間をブーストします。

字に関しては、下記記事にて詳しく解説しているので是非参考にしてください。

》中国語初心者が感じる「字がむつかしい」を脱却する方法【プロが解説

まとめ|40代の中国語リスニングは“年齢の壁”なんてないと思っていい。やるなら思ったときにやる。

お疲れさまでした。

今回は40代で中国語が聞き取れなくなるであろう場所、および勉強法をお話してきました。

僕自身中国語で40代の時に躓いたところです。

特に故事成語の勉強は今でも意味が分からないところが多く、続けているところです。

40代の中国語リスニングは“年齢の壁”なんてないと思っていいです。なぜなら言語は反復でうまくなるから。ただやるなら早くやるほうがうまくなりますから、思ったときにやるようにしてくださいね。

今回は以上です。

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